笠懸



笠懸とは
笠懸(かさがけ)とは、疾走する馬上から的に鏑矢を放ち的を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式・様式のこと。

流鏑馬と比較して笠懸はより実戦的で標的も多彩であるため技術的な難度が高いが、格式としては流鏑馬より略式となり、余興的意味合いが強い。流鏑馬、犬追物と並んで騎射三物と称された。(Wikipediaより)

競技の流れ

1. 初級馬場馬術

和式馬術として安定走行できることを合格条件とする。
事前の小田原大会で合格基準を満たす者は免除。
(但し、自身の準備運動として事前に希望し、出走することは可とする)
経路詳細はこちらの初級練習用①を参照。

2. 走行テスト(1走)

 

出走位置:常歩で入場。出走位置に入ったら、手綱は両手で持ちしっかりと停止する。その後、各々の判断で出走する。
一の的:追物射(抜き打ち)
二の的:押捩(抜き打ち)
的中せずとも、正確に型ができていることを合格条件とする。
停止位置:二の的実射後、徐々に減速、停止位置にて停止する。

3. 笠懸予選(2走)

 

1走目:走行テストと同様。
2走目:
出走位置:常歩で入場。出走位置に入ったら、手綱は両手で持ちしっかりと停止する。その後、各々の判断で出走する。
一の的:遠的(抜き打ち)
二の的:小笠懸(抜き打ち)
停止位置:二の的実射後、駈歩を維持したまま徐々に減速、停止位置にて停止する。

取得した点数により上位4~5名を決勝進出とする。

4. 笠懸決勝(3走)

 

1走目:走行テストと同様。
2走目:笠懸予選と同様
3走目:
出走位置:常歩で入場。出走位置に入ったら、手綱は両手で持ちしっかりと停止する。その後、各々の判断で出走する。
一の的:弓手下(※3走目に限り抜き打ちでなくてもよい)
二の的:馬手下(抜き打ち)
三の的:馬手下(抜き打ち)
停止位置:二の的実射後、駈歩を維持したまま徐々に減速、停止位置にて停止する。

取得した点数により優勝者を決する。


参加規程

1.服装

頭:ヘルメットを使用
上衣:和装とする。射籠手は自由
下衣:野袴、たっつけ袴、ニッカボッカのいずれか
   脚絆、チャップスなどを使用
靴:かかとのないもの(長靴不可)
手:弓懸、グローブ、素手など自由

2.弓矢

弓:和弓(並寸)、張力は自由
矢:征矢使用、長さは自由。箙の使用、腰抜きなどは自由。

3.的

中央から直径45cmの円を的とし、地上1mに設置したものを使用する(10点満点、枠外は0点とする)